PICマイコンのあらゆる機能を使いこなすために必要なすべてのツール類をオールインワンパッケージにした、C言語で開発するPIC開発スタートキットの決定版です.
このキットだけで、現在市場に流通している8ピン〜40ピンまでのほぼすべての8ビットPICマイコンの開発や評価・学習が行えます。
数多くのライブラリを搭載したICD機能付きC言語開発環境、mikroC PRO for PIC製品版による開発なので高度な機能を組み込み関数で簡単に実現できます。
ワンチップマイコンの開発学習・組込用C言語の習得・実機でのデバッグ方法の習得など「ワンチップマイコンを組込機器の中で動かす一連の学習」を行うには最適なセットです.
PICマイコンを使いながら,組込開発を手軽に始めることができます.
もちろん実務でも大活躍.豊富なライブラリで開発時間が短縮でき,さらにCで書いたコードはボタン1発で実機で動作するので,デバッグ効率が劇的改善します.
C言語レベルでのインサーキットデバッグ機能を搭載(※1)し、ステップ実行や変数・レジスタのリアルタイム閲覧・編集もできます。
このセットがあれば他に揃えるものはありません! とにかくすぐに始められるオールインワンセットです。
PICマイコンの開発に必要なすべてのツール類をセットにしました。
開発言語には、ANSI規格に対応したPICマイコン用の本格Cコンパイラー、mikroC PRO for PICを採用。
mikroC PRO for PICの特徴は・・・
●豊富なライブラリですぐに使える
●GUIが分かりやすい.ボタン配置も考えられた位置にあり操作がしやすい
●開発ボードと組み合わせてボタン一発で「Cソースコンパイル→書き込み→実機で動作」まで行える
なんといっても,この機能が200種類を超える膨大なPICマイコンで使えるという醍醐味です.
PICマイコンで使用が想定されるあらゆる機能をライブラリとして搭載しています。各種シリアル通信やADコンバーター関連,DAC関連・LCD(GLCDを含む)駆動関連など、充実したライブラリを標準で搭載しています。

また、mikroCコンパイラーは、インサーキットデバッグ(ICD)機能(※1)を搭載しています。
キットに付属のマザーボードであるPICD-700SXと組み合わせて動作させることで、C言語のプログラムを実機の上で動かしながら、1行ずつプログラムを実行するステップ実行機能や、リアルタイムで変数やレジスタの内容を表示できる、高機能なICD機能がC言語レベルで使えます。
さらにmikorC PRO for PICではライブラリの拡張が簡単に行えるLibstockというサイトが用意されています.
このサイトでは,様々な追加で組み込めるライブラリをユーザー向けに公開しています.またサンプルコードを多数掲載しており,ユーザーはだれでも使用することができます.
新しいライブラリをここからダウンロードしてmikroC PRO for PICに組み込むと(Package Managerというソフトが必要です),次々と新しいライブラリをmikroCの中で使えるようになります.日々更新されていますのでmikroCは1度購入すればどんどん,ライブラリを増やしていくことができます.


mikroC PRO for PICの開発環境は洗練されています.
コードのエクスプローラ表示や,現在のプロジェクトに含まれるすべてのファイルをツリー構造で表示したり,ライブラリの使用有無をチェックしたりと開発者を強力にサポートする画面構成となっています.
ボタン1発で「Cソースのコンパイル→実機への書き込み→実機での動作確認」という一連の開発流れ作業をこのソフトウエアから連動させて行うことができます。
開発効率の大幅向上が実現します。
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統合開発環境ソフトウエア -mikroC PRO for PIC
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コードエディタはカスタマイズ可能.背景色や文字色,フォントの変更も容易です.
コードエディタはシンタックスカラーリングに対応,入力プログラム文字列は自動的に色分けされます.
コンフィギュレーションレジスタの設定は、デバイス毎にプルダウンで設定が可能です。その他ヘッダーファイル等もすべて1つのプロジェクトにまとめることができ、インクルードされている各種ファイルは、Project Managerによってツリー構造で閲覧することができます。
その他,UART(非同期式シリアル通信)実験に便利なシリアル通信ターミナルソフトをはじめ、ビットマップファイルを座標ファイルに変換するツールや10進数-16進数-2進数を相互変換できるQコンバーター機能、割込時の関数設定ツール等他の開発環境にはない便利なツールが搭載されています.
※1:ICD機能は一部のデバイスでは使用できません。
※2: mikroCのマニュアルは付属のHelpに収録されている英語版PDFとなります。 チュートリアルには日本語での詳しい解説付きチュートリアルを付属しています。

メインの開発ボードには,各種研究機関や企業,大学ユーザー様に大好評の8ピン〜40ピンまでのPICマイコンに対応しボード上にマイコンライターを搭載したベストセラーボード PIC開発用統合評価用ボードPICD-700SX 採用しました。
このパックの価値はこのボードの使いやすさとmikroC PRO for PICの連携性の良さが高めています.
8ピンのPIC10Fシリーズや、PIC12Fシリーズ、メジャーなPIC16Fシリーズ、ハイエンドなPIC18Fシリーズまで、DIP形状のデバイスであればこのボード1つで、なんと250種類のPICマイコンに対応します。

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付属のPICD-700SX統合評価ボード
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2行16文字の液晶ディスプレイモジュール(LCD)や、全I/Oピンにアクセスできる36個のタクトスイッチ群や、出力監視ができる36個のLED群を搭載。
スイッチのアクティブLowやアクティブHighも、ジャンパー1つで切替可能です。また全I/Oピンは、簡単に外部へ取り出せるほか、ポート単位でプルアップしたりプルダウンするなど、細かな設定もジャンパー設定で簡単に行えます。
その他、UART実験用のUSB-UART変換IC(FT232R搭載)USBポート、RS232Cインターフェイス、付属のPIC18F14K50で使えるUSBポート、A/Dコンバーター評価用のボリュームなどなど、まさにPICマイコンを使い倒す、あらゆる機能が1ボード上に凝縮されています。
電源は基本的にパソコンのUSBポートから供給されますので、別途電源を接続する必要がありません。

PICD-700SXの電源はUSBバスパワー又はACアダプタから取ることができますが、電源は5.0Vで動作するPICマイコンと3.3Vで動作するPICマイコン両方に対応できるようハイブリッド電源を搭載しています。最新のPIC18FxxK(J)シリーズデバイスにも対応しています。
旧来の5Vデバイスに加え、LFシリーズや最新のPIC18FxxJシリーズなどの3.3Vデバイスにも本ボード1つで対応できます。
今後は低電圧の3.3V電源のデバイスが増えることが予想されますが,本ボードではしっかり対応しています.

この製品は「全部入り」だから,届いたその日からすべての開発を始めることができます.
代表的なPICマイコンを付属しているから,デバイスの選定に迷う心配もありません.
●PIC16Fシリーズ最新のハイエンドデバイス,40ピンのPIC16F1939
●同じくハイエンドPIC16Fで18ピン,だけど高機能なPIC16F1827
●メモリサイズが大きくPIC18Fシリーズハイエンドの40ピンPIC18F45K22
●20ピンでUSB通信機能が売り,結構20ピンというのも使いやすいPIC18F14K50

本キットに付属している導入マニュアルには各種ソフトウエアのインストール方法や設定方法,ハードウエアの準備方法などが解説されていますが,その他充実したチュートリアルを収録しています.付属のPICで一通りPICの世界をすぐに,そしてちょっと高度に体験できるチュートリアルです.
LCD駆動やRS232C通信、ADコンバーターの使い方などの基本を始め、TMR0割込やシリアル通信割込、多重割込の応用実験、7セグメントLEDのダイナミック点灯方式での駆動実験などの応用解説を掲載。実機に触りながらやさしく、C言語で開発する組込マイコンの世界を体験できます。
※本スタートキットに付属の導入マニュアルをご覧になりたい場合は、 こちら をクリックしてください。(5MB)
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