12ビットAD搭載 ホール効果型 電流センサーボード  [CLICK-LEM6]
 
 
 
 
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12ビットAD搭載 ホール効果型 電流センサーボード  [CLICK-LEM6]
 
 
12ビットAD搭載 ホール効果型 電流センサーボード  [CLICK-LEM6]

  商品名:12ビットAD搭載 ホール効果型 電流センサーボード  [CLICK-LEM6]

商品コード:98780101

販売価格:7,560 円(税込み)
数量:




 
 
 

12ビットADC搭載電流センサーボード(CLICK-LEM6)はホール効果型の電流センサーLTS 6-NPを搭載し、電線に流れる電流値を12ビットADコンバーターによって得られる電流測定ボードです。

DC電流、AC電流を最高200KHzの高速スピードで計測できます。



LTS6-NPから出力された電圧はボード内のオペアンプを介して12ビットのADコンバーターMCP3201に入力されます。MCP3201は1.6MHzのクロックレートで最大100kspsのサンプルが可能なADコンバーターです。
出力結果はSPI通信で得ることができます。
また、オペアンプの出力もANピンから取り出せますのでアナログ電圧を直接利用することもできます。


 

被計測物の電源が入っている時はボードに触れないでください。
流れている電流が大きい場合には感電することがあります。
このボードは開発者向けでピン等が露出しています。高電圧をかけるときは十分に注意して取り扱ってください。
また本ボードに触れるときは必ず計測物の電源を完全に切断した状態で触れてください。金属ケースに収納する時などにも注意が必要です。



DC〜200KHzまでの電流値を計測できますので様々な使い方ができます。またそのままでは使いにくいですがオペアンプやADC搭載なのでマイコンとも簡単に接続して電流値を測定できます。
 


  • ●ホール効果型の電流センサーLTS 6-NP搭載で電流の測定が可能

    ●オペアンプ搭載、電流センサーの出力値を増幅

    ●12ビットADコンバーターMCP3201搭載、センサーの電流値をデジタル値で出力

    ●DC、AC電流の測定が可能、最高200KHzの測定速度

    ●電源は単一5V電源

    ●最大6Aまで測定可能

    ●インターフェイスはSPI通信

    ●mikroBUS準拠で様々なマイコン開発ボードに装着しやすい(2.54mmピッチ)

    ●ボードサイズ:57.15×24.4 (mm)


■本製品のサポートについて
 

本製品はメーカーがリリースしている各種データシート及び本製品の回路図を見てその使い方をご理解頂き本製品を制御できる技術者向けの製品です。
公開されている回路図をご覧になり回路を理解して各部分の電圧値等を算出、実験や評価をしてお使いになれる技術者を対象としております。

回路図やデータシートの見方が分からない、SPI通信の内容が理解できない、ADコンバーターの仕組みや取得した値の解析ができない、各部品の定数について理解できない方、SPI通信のプログラムを作れない方はご使用頂けません。

マイクロテクニカでは本製品の使い方に関するご質問は受け付けておりません
 


■ピン配置図
 

mikroBUSは下記のようなピン配置になっています。
 

ピンの詳細 ピン mikroBUS ピン ピンの詳細
アナログ出力 AN 1 AN PWM 16 NC
NC 2 RST INT 15 NC
チップセレクト CS 3 CS TX 14 NC
SPIクロック SCL 4 SCK RX 13 NC
SPI出力 MISO 5 MISO SCL 12 NC
NC 6 MOSI SDA 11 NC
NC 7 3.3V 5V 10 +5V 電源+5V
接地 GND 8 GND GND 9 GND 接地


 


■回路図



※クリックして拡大表示


■付属品
 

  •  ●CLICK-LEM6本体
      ・本体ボード 1個


※本製品は組み立て完成済みです。
 


■参考資料
 

LTS 6-NPのデータシート
MCP3201のデータシート
MCP607のデータシート


■使い方の参考


LTS 6-NPの測定可能レンジは0A〜6Aです。電源電圧は+5Vです。
なお電流センサーはレシオメトリックですので電源品質に注意が必要です。またご使用の電源に応じてゼロ点調整(無電流時の出力電圧値を計測としてそれを0mAとして設定する)が必要です。

このセンサーだけでは104.16mV/Aとなり最大でも±0.625Vの範囲で出力電圧が動きます。そのため本製品ではオペアンプMCP607を用いて出力電圧の増幅をしています。
LTS 6-NPの出力電圧は56kΩと20kΩの抵抗で分圧されオペアンプの非反転入力に入ります。オペアンプの増幅率は1.729倍となっておりその電圧がADコンバーターMCP3201に入力されます。
MCP3201のリファレンス電圧用にボード内で2.048Vを作り基準電圧としてVrefピンに印加されています。
オペアンプの出力は
ボルテージフォロアを通してそのままアナログ電圧としてもANピンから取り出せます。

ADCの出力はSPI通信で取り出せます。分解能12ビットですので16ビット単位で読み取る場合にはCSピンがLowになった後最初のクロック立ち上がりでサンプリングが開始されます。2つめのクロック立ち下がり時にサンプリングが終了し、その1つ後ろの1ビット分は必ず0です。よって4ビット目からがADCによって得られた結果となります。
また16ビット目は使いません。詳しくはMCP3201のデータシートに書かれていますので参照ください。