【重要なお知らせ】
ほぼ同様の機能を提供する新しい製品MSC-MOD70bを販売いたしております。製品の互換性はございません。
新しい製品への移行をご検討頂けますようお願い申し上げます。
MMC/SDカード簡単UARTアクセスモジュール(以下、 MSC-MOD55と記載 )は、簡単なシリアルコマンドだけで、SDカード及びファイルシステムを扱うことのできる組込用のモジュールです。
最大で16GB程度までのSDカードを使用でき、FAT16又はFAT32ファイルシステムを使用してSDカードに簡単なシリアルコマンドだけでファイルを作成したり、データを読み出したりすることができます。

MSC-MOD55 は、FAT16及びFAT32ファイルシステムを採用しているため、操作するファイルはすべてWindows上で扱うことができます。※1
ファイルの新規作成や既存ファイルへの上書き、ディレクトリの作成、ファイルの削除など基本的なファイル操作をシリアルコマンドで行うことができます。もちろんFAT16、32対応なので MSC-MOD55 で操作したSDカード内のファイル等は一般的なパソコンで扱うことができます。
MSC-MOD55 本体基板の裏面には、SDカードが入るスロットを装備していますのでカードを挿入してすぐに使用できます※2。
SDカードは、512MB〜16GB程度のものでClass4〜Class10のタイプを推奨しています。SDXCやUHS-I/IIなどの大容量のもの、高速転送タイプのSDカードの場合相性問題でご使用頂けない場合があります。
※1:市販されているすべてのSDカードへの対応を保証するものではありません。場合によっては相性問題が発生することも考えられます。
※2:初期化時間はSDカードのサイズによって変わります。目安としては1GBのFAT32フォーマットのSDカードで約3秒〜6秒程度です。

簡単なシリアルコマンドを送信するだけで、SDカード内に新規にファイルを作成し、そこにデータを書き込むことができます。
また、すでにSDカード内にあるファイルに対して上書きを行ったり、任意のサイズのデータを読み出したりすることが可能です。※3
( MSC-MOD55 で実現できる機能については、「■操作できる機能一覧」をご覧ください。)
ディレクトリ構造にも完全対応。新しいフォルダを作成したり深い階層にあるファイルへもアクセスできます。
シリアル通信は非同期式シリアル通信(UART)を採用。TXとRXによる2線式シリアル通信を採用しました。UARTの通信速度はデフォルトで9600bpsですが設定により最大115200bpsまで5段階で設定できます※4。通信フォーマットは、データ長8ビット・1ストップビット・ノンパリティです。ロジック信号の電圧レベルは0V-5V、電源電圧は+5Vです。
簡単な非同期式シリアル(UART)通信で制御できますので、PICマイコンなどのマイコンとの接続に最適です。
※2:扱える文字列は半角英数字だけです。日本語及び2バイト文字はデータとしてもファイル名としても扱えません。またファイル名及びフォルダ名は8文字以内です。
※3:1回のコマンドで書込・読み込みできる最大のデータサイズは512バイトまでです。それ以上のサイズの場合にはコマンドを複数回発行することで対応できます。
※4:通信速度の設定には最初に9600bpsで通信できる機器が必要です。

ファイルは最大4つまで MSC-MOD55 内のバッファ(ファイルハンドルと呼びます)に同時に開くことができます。
同時にファイルを開いて操作ができますので、ファイル同士で内容を比較したり、データのコピーや移動などの処理するプログラムを作るのも簡単です。
ファイルを開く際も、シリアルコマンドでディレクトリを指定できますので、任意のディレクトリにあるファイルを開くことができます。深い階層にあるファイルでも問題ありません。
ファイルシステムはFAT16及びFAT32に完全対応。カード内のデータは、 MSC-MOD55 とWindowsパソコンで自由に扱えます。もちろん、Windowsで作ったデータをSDカードに保存しておき、そのデータを MSC-MOD55 で読んだり、逆に MSC-MOD55 で作ったファイルをWindowsのパソコンで読むことができます。
データ形式は問いません。テキストファイルやCSVファイルをはじめ、バイナリファイル等も扱えます。
ファイル名は一般的な8.3ファイルネーム規則で、ファイル名8文字、拡張子3文字に対応します。(日本語ファイル名には対応していません。)
本製品のマニュアルは、 こちら からダウンロードして閲覧できます。(PDF形式)
(本製品は完成品です。出荷前に各種品質チェックを行っております。)
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