電子ペーパーモジュールクリックボード(CLICK-EINK)は、表示面積59.2x29.2(mm)の172x72ドット、2インチ電子ペーパーで図形や画像データ、文字等を表示するのに最適なクリックボードです。

電子ペーパーの特徴は、電源を切断しても表示内容を保持できる点、高コントラストで広視野角、視認性の高さがあります。液晶ディスプレイやOLEDと違い、電源が給電されていなくしても表示内容は保持されます。見やすさから電子書籍端末等で利用されています。バックライト不要。屋外や明るい場所でも高い視認性が特徴です。




制御はSPI制御です。コントローラーはSSD1606互換です。電子ペーパー本体はドイツ製のEPA-20を使用しています。SPI制御でマイコン等から制御して使います。フォントデータは内蔵していませんので、画像データとしてマイコンから送信します。
172x72ドットの画像データ配列をビットマップ画像から簡単に生成したり、Windowsフォントから座標データを生成できるフリーソフトが便利です。

制御に必要なSPI信号線、データコンフィギュレーションピン、Busyピン、電源(+3.3V)が2.54mmピッチのmikroBUSから取り出せます。




そのままではリボンケーブルで使いにくい電子ペーパーをブレークアウトボード化し、さらに現在様々な開発ボードで採用されているmikroBUS規格に準じたピンアサインとなっています。

また、本体にはI2C接続の温度センサIC、LM75を搭載し電子ペーパーと接続されています。温度センサはルックアップテーブルからの温度校正に使用されます。

ディスプレイは「黒」「濃いグレー」「薄いグレー」「白」の4つのスケールがあります。消費電力はディスプレイを制御する時、約40mWです。

当方では、簡単な日本語補足ページをご用意しています。プログラミング例などを解説しています。

※電子ペーパ(EPA-20)のデータシートはこちらです。
※制御コントローラーSSD1606のデータシートはこちらです。