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UART通信で制御できる I2Cホスト実験ボード  [UART2I2C-A]
 
 
UART通信で制御できる I2Cホスト実験ボード  [UART2I2C-A]

  商品名:UART通信で制御できる I2Cホスト実験ボード  [UART2I2C-A]

商品コード:51329998

販売価格:4,980 円(税込み)
数量:




 
 
 

UART通信で制御できる I2Cホスト実験ボード(UART2I2C-A)は、UART(非同期式シリアル通信)コマンドで制御ができるI2Cホストボードです。

簡単なUARTコマンドを使ってI2Cスレーブ機器と通信できます。

本ボードにはNXPセミコンダクター社のシリアルI2CブリッジIC、SC18IM704が搭載されています。SC18IM704はワンチップにUART-I2Cコンバート機能を搭載し256バイトのTX,RXのバッファを搭載しています。

本機はI2Cホスト機器として動作します。I2Cスレーブ機器との通信が可能です。
各種操作はUARTコマンドで行います。I2Cスレーブ機器のアドレス指定や送信するデータの指定、受信するデータのサイズなどをUARTコマンドで指定できます。

I2C通信はファストモード375kHzに対応しています。
本体の電源電圧は3.3Vですが、入力ピンは全て5Vトレラント機能があり直結できます。
I2C信号線(SCLとSDA)は端子台から取り出せます。




その他、8ピンのユーザー制御可能なGPIOが搭載されています。UARTコマンドでGPIOとして利用可能です。

各種I2Cスレーブ機器とUARTコマンドで通信できるのでI2C機器のデバッグや評価の他、SC18IM704の評価基板としての利用に最適です。

 



このボードはSC18IM704を簡単に利用できるようピンピッチ2.54mmにし端子台等を搭載したものです。電源電圧は3.3Vです。
I2C通信線とGPIOは5Vトレラントです。5V系にも直結できます。

I2CのSDA及びSCL線はプルアップされていません。

 


  • ●UARTコマンドでI2Cホスト機器として動作し、スレーブ機器と通信可能
    ●NXPセミコンダクター社のワンチップにUART-I2CコンバートIC、SC18IM704
    ●I2Cスレーブ機器のアドレスを自由に指定可能
    ●I2C通信で送受信するデータは何バイトでも指定可能
    ●UART通信速度はデフォルト9.6kbps、設定変更で最大460.8kbpsに設定可能
    ●8つのユーザー制御可能なGPIO
    ●スリープモード搭載
    ●電源電圧は3.3V
    ●全入力ピンは5Vトレラント、5V系回路とも直結可能
    ●mikroBUS準拠で様々なマイコン開発ボードに装着しやすい(2.54mmピッチ)
    ●ボードサイズ:42.9×25.4 (mm)


※本製品はSC18IM704を使いやすくしたボードです。SC18IM704のデータシートや回路図等の資料をご覧になって仕組みや回路を理解できる技術をお持ちの方を対象として製品です。

マイクロテクニカでは、SC18IM704の使い方等技術的なご質問は受け付けておりません。資料をご覧になりご自身で理解して問題解決が可能な技術者向けの製品です。

 


■ピン配置図
 

mikroBUSは下記のようなピン配置になっています。


■回路図



※クリックして拡大表示


■付属品
 

  •  ●UART2I2C-A本体
      ・本体ボード 1個


※本製品は組み立て完成済みです。
 


■参考資料
 

SC18IM704のデータシート



■(参考)簡単な使い方

本機とUART通信可能なUARTホストを接続します。マイコン、Arduinoなどのデバイスやパソコンと接続する時はUSB-UART変換回路を介して接続します。
本機の電源電圧は3.3Vです。

I2Cスレーブデバイスとは本体の端子台にあるSCL, SDAの2線を接続します。GNDは共通とします。本機のI2C信号線はプルアップされていないため、外部回路にて適切な抵抗器(2.2kΩ〜10kΩ程度)でプルアップしてください。




UART信号はデフォルトでは9600bps、データ長8ビット、1ストップビット、ノンパリティです。
本機の電源が投入されたりハードウエアリセットがかかると本機は、0x4Fと0x4B("OK")を出力します。まずはこれをUARTホストで受信して確認してください。

UART通信のコマンドは7つあります。下表にないコマンドは無視されます。
 

ASCIIコマンド 16進数値 コマンドの機能
S 0x53 I2Cバススタート
P 0x50 I2Cバスストップ
R 0x52 SC18IM704の内部レジスタから読み込み
W 0x57 SC18IM704の内部レジスタに書き込み
I 0x49 GPIOポートの読み込み
O 0x4F GPIOポートへ書き込み
Z 0x5A パワーダウン


(1)スレーブデバイスにNバイトのデータを書き込む(送信)

UARTホスト→UART2I2C-Aへのデータ

S スレーブデバイスアドレス+W 送信するデータサイズ DATA 0 ・・・・ DATA N P


SコマンドでI2Cバススタートです。続いてスレーブアドレス7ビットとWrite要求の0を加算します。
送信するデータのサイズをバイト単位で指定します。DATA 0しかない場合には1バイトなので指定する値は0x01となります。
DATA 0〜DATA Nは送信するデータ本体です。各データは1バイトです。
最後にPコマンドで終端します。
指定したスレーブデバイスにDATA 0〜DATA Nを書き込めます。
 

(2)スレーブデバイスからNバイトのデータを読み込む(受信)

UARTホスト→UART2I2C-Aへのデータ

S スレーブデバイスアドレス+R 受信したいデータサイズ P


UART2I2C-A→UARTホストへのデータ

DATA 0 ・・・・ DATA N


SコマンドでI2Cバススタートです。続いてスレーブアドレス7ビットとRead要求の1を加算します。
あらかじめ受信するデータのサイズが分かっている場合には、そのサイズをバイト単位で指定します。もし不定長の場合には長めに設定しておきます。
最後にPコマンドで終端します。
その後、I2Cスレーブデバイスから読み取ったデータがUARTポートから出力されます。


その他Repeated Startコンディションを使った通信をする方法やGPIOの制御方法などについてはSC18IM704のデータシートを参照してください。