USBホスト機能を搭載しUSBメモリーをシリアル通信で制御できるボード USBホスト機能を搭載しUSBメモリーをシリアル通信で制御できるボード
 
 
 
 
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UART通信専用 USBメモリーシリアル制御ボード 超小型タイプ[USBH-PICO-UART]
 
 
UART通信専用 USBメモリーシリアル制御ボード 超小型タイプ[USBH-PICO-UART]

  商品名:UART通信専用 USBメモリーシリアル制御ボード 超小型タイプ[USBH-PICO-UART]

商品コード:12344582

販売価格:2,890 円(税込み)
数量:




 
 
 
UART専用USBメモリーシリアル制御ボード超小型タイプ(USBH-PICO-UART)は、USBメモリーに簡単なシリアルコマンドだけでFAT16/32に対応したファイルを作成、読み込み等操作が可能な小型の組み込み用ボードです。

部品を両面実装にすることで基板サイズを30.5×22.9(mm)と小型化しました。また通信インターフェイスを非同期式シリアル通信(UART)に特化し極力ピン数を減らしました。通信方式がI2Cタイプ専用品はUSBH-PICO-I2Cとして今後販売予定です。


コントローラーには定評のある米GHI社のワンチップFATコントローラーIC、
ALF2X-SC-512を採用しています。ベストセラーUSBH-ACS30USBH-ACS-MINIの主要機能をそのままに通信インターフェイスをUARTに特化したのが本製品です。

USBホスト機能やUSBマスストレージクラス、FATファイルシステムなどの専門知識や実装をすることなくシリアル通信(UART)だけでUSBメモリーを外部ストレージとして使うことができます

ワンチップマイコンやArduino, FPGA, 
Raspberry Pi Picoなどのデバイスに簡単にUSBメモリー機能を追加できます。

USBメモリーはUSB2.0及びUSB3.0規格の市販品に対応。(※1)
ファイルシステムはFAT16、FAT32に対応しています。



USBH-PICO-UARTでは次のような操作ができます


ファイルを開く 最大16個のファイルを同時にバッファに展開可能
ファイルデータを読む ファイル内のデータを任意の位置、サイズで読み込み
データの追記 既存のファイルにデータを追記
新規ファイルの作成 新規のファイルを作成、ディレクトリの作成も可能
ファイルやフォルダの削除 指定したファイルやフォルダを削除
クイックフォーマット USBメモリーのデータをクイックフォーマット
ファイル属性の取得 ファイル属性やサイズ、タイムスタンプなどを取得
ディレクトリ内の一覧を取得 ディレクトリ内のファイル名やフォルダ名を取得
空き容量の取得 USBメモリーの空き容量を取得
ファイルやフォルダのリネーム ファイル名やフォルダ名をリネーム
USBメモリー転送速度の計測 任意サイズのデータをW/Rして転送速度を計測
RTCによるタイムスタンプ ファイルにタイムスタンプを付ける、日時の取得が可能

RTCは2秒毎となります。RTC用の32.768kHzの水晶発振子はボードに実装済みです。外部にCR2032等のバッテリーを取り付けることで日時のバッテリーバックアップが可能です。

扱えるファイルの種類を問いません。テキストファイルやCSV形式等はもちろんバイナリデータでも読み書きできます。(ただし拡張子は必ず.3文字です)

ファイル名やディレクトリ名にはFAT32規格の長いファイル名(LFN)が使えます。
複雑なディレクトリにもフルパス指定で対応できます。

ファイルは本体内のバッファ(ファイルハンドル=FH)に展開して操作をします。
最大16個のファイルを同時にファイルハンドルに展開できます。使い終わったFHは閉じて再利用できます。


UARTはデフォルト設定で通信速度115.2kbpsです。
ロジック信号の電圧レベルは3.3V系と5.0V系どちらにも対応しています。(※3)
本体電源はUSBメモリーへの給電のため+5Vです。ボード内で3.3Vを作っています。


当方ではUART通信でパソコンと接続した場合、パソコンから本機の各種操作が可能なユーティリティーソフトウエアをご提供しております。USB-UART変換ボードなどを利用してパソコンと接続します。



※1:市販されているすべてのUSBメモリーが使えることを保証するものではありません。当方では相性保証は致しておりません。相性問題かどうかの確認はIコマンドによる初期化時に分かります。Iコマンド実行後USBメモリーの初期化が正しく完了したことを通知するACK(!00)が返らない場合にはそのUSBメモリーはお使い頂けません。
なお相性問題について当方ではほとんど経験しておりません。

※3:リセットピンは最大電圧3.3Vで5Vは印加できません。ご注意ください。


●FAT16, FAT32のファイルシステムに対応
●市販のUSBメモリー(USB3.0品にも対応)を簡単に使える ※1
●長いファイル名(LFN)に対応
●最大16個のファイルを同時にバッファに展開可能
●通信方法はUART専用、ロジック電圧レベルは3.3V、5V系対応 ※2
●2種類の省電力モードを搭載、作業状態を保持したまま省電力モードへ移行可能
●RTC機能搭載でファイルのタイムスタンプを付けることが可能 (2秒間隔)
●RTCはCR2032等によってバッテリーバックアップが可能、RTC用発振子実装済み
●横30.5×縦22.9(mm)の超コンパクト設計
日本語補足マニュアルがあるから分かりやすい
●パソコンからUART通信で制御できるユーティリティソフトを配布
サポートはメーカーサポート(米GHI社のサポートフォーラム利用)
●内部で3.3V生成、Vbatへの給電をボード内で行うか外部給電にするか選択可能
●電源電圧は5.0Vの単一電源、RTCバックアップは1.65V〜3.3V

外形図

※USBタイプAコネクタが基板端から1mm程度突起しています。

※ボードには両面に部品が実装されています。そのため本ボードを別の基板に実装もしくは取り付ける場合には、本ボード裏面から2.5mm以上のクリアランスが必要です。


 
ピン配置



TXピン(1)、RXピン(2)、BUSYピン(3)は5Vトレラントです。標準のロジック電圧レベルは3.3Vです。
RSTピン(10)には3.3V以上は印加できません。
VBATピンはRTCバックアップ電源ですがRTC未使用の時にも3.3Vを印加する必要があります。ボード内の3.3Vを供給することもできます。
+3V3ピン(8)は基板内で降圧された3.3Vの出力です。電源を印加するピンではありません。
 
主な仕様
 
電源電圧 DC5.0V
RTCバックアップ用電源:DC1.65V〜3.3V
消費電流 動作時平均:70mA程度
スタンバイモード時:45uA程度
ストップモード時:0.5mA程度
対応USBメモリー USB2.0又は3.0規格のUSBメモリー ※1
メモリーサイズ1GB〜64GBまでのもの
※暗号化機能付き、ウイルス対策機能付きなど特殊機能があるものは使用できません。
対応ファイルシステム FAT16又はFAT32
※NTFSには非対応
※64GB以上のメモリーのフォーマットについてはこちら
インターフェース 非同期式シリアル(UART): デフォルト通信速度115.2kbps
ボード寸法 横30.5×縦22.9(mm) 
 
■セット内容

 ●USBH-PICO-UART本体

 

※マニュアルはインターネットからのダウンロードとなります。

 
■別売品のご案内
5V,3.3V対応 USB-UART変換ボード
型式: 33R700


USB-UART変換ICの定番、FT232Rを採用したUAB-UART変換ボードです。
3.3Vレギュレータ搭載で5V系、3.3V系のUART機器と接続できます。外部に3.3Vの給電も可能です(最大100mA)
 
 

本製品のサポートについて(必ずお読みください!)
 

USBH-PICO-UARTについて当方マイクロテクニカでの技術サポートは致しておりません。本製品はお客様ご自身で当方からご提供している日本語マニュアルやICメーカーである米GHI Electronics社から公開されている英語版のデータシートや技術資料、その他フォーラムで公開されている記事、インターネットからの情報をお読みになり内容を理解して回路設計ができる技術者向け製品です。

使用方法や製品の技術的なご質問等のサポートは行っておりません。ご購入に関しましてはあらかじめこの点をご理解ご了承の上ご検討をお願い致します。

 

当方からご呈示できる資料は日本語マニュアル及び下記の開発元から開示されている資料のみとなっております。その他の資料・データシート等はございません。


 


■参考資料
 

USBH-PICO-UART補足日本語マニュアル
ALF2X-SC-512データシート
ALF2X-SC-512ファイルシステムユーザーズガイド